結局他人事の時しか

とうとう義理の弟が死んでしまった。

お母さんは大丈夫だろうか、

弟は大丈夫だろうか、

色々思おうとするけど

呆然となってしまって意思がぼんやりするというか

なんというか

顕著なのは

今はニュース番組をぜんぜん見る気にならないこと。

すべてが馬鹿馬鹿しい机上の空論にしか聞こえない

なんだか自分はいつもニュースを見ては深刻ぶって

こうしなきゃだめだあーしなきゃだめだとか考えたふりして一喜一憂しているけど

今は一切そういうことをする気にならない。

馬鹿みたいに感じる

お笑い番組しか見る気にならない。

ワイドショーはそもそも見たくないけど

今はニュース番組がそう見える

すごく外野的なものに見える

戦争を経験して沈黙する老人たちは

みんなこのすごい喪失感で

議論うんぬんができなくなってるんじゃなかろか

政治家が戦争だ！とか北朝鮮に制裁を！とか言ってるのは

ホントに他人事だからいえてるんだろうな、と。

つい昨日まで、彼が死んじゃうついさっきまで

俺はトランプとか安倍さんのこと考えたりしても平気だった。

今はそんなことこれっぽっちも興味がない。

何言ってんだみたいな

身近な人がボコボコ死んでく状況で呆然とならない人もいるんだろうか

でもなぁ

常に最悪のケースを考えておくのが大事、

でもそこで立ち止まってしまうと最悪なことばっかり言う人になるから

その上で一旦忘れてポジティブにギアチェンジするでしょ

そしていつしか最悪なことはすっかり忘れてて

がんばってがんばってだめだった時

今みたいに呆然となっちゃう。

とっくに準備してたはずなのに

心の準備はなんにもしてなかったなと気がつく。

遺書書いとくべきなのかな

遺書について話し合っておくべきなのかな

それも難しいよな

呆然とするべきなのかな

じゃまた！